昨日は涼しい1日でした。
前日に家計簿のまとめをしたばかりだったので、 スーパーの特売日ではありましたが、 お買い物に行くのをぐっとこらえて、 (要するに、散財していたので反省をし(笑)) 家にあるもので料理をしていました。 いくつかの仕事を少しずつ片付けながら、 途中ソファーで昼寝をしながら、 大好きな本を読んでいました。 昨年の秋からずっと欲しかった本。 図書館の蔵書を検索しても、 一向に見当たらないし、 何度も大きな書店で探したけれど、 在庫切れだったもの。 友の会の1学期が無事に終わったので、 先日ご褒美としてネットで注文しました。 『ラブ、安堵、ピース』東洋哲学の原点 超訳『老子道徳経』 黒澤一樹著 アウルズ・エージェンシー刊 (抜粋) 人間の視点から見れば、この世は「死生」という 残忍なスクラップ・アンド・ビルドが延々と 繰り返される世界のように見える。 でもね、そう見える「解釈の世界」の向こうにある、 「あるがままの世界」では、命は一度も絶えることなく、 脈々と生き続けているんだ。 「解釈の世界」に生きる人は、物事を分離して 捉えているからこそ、「人の内に命がある」と言う。 人に限らず、生物の個体それぞれに、個別の命が 宿っていると思っている。 「あるがままの世界」に生きる人は、 存在すべてのつながりを捉えているからこそ、 「命の内に人がある」ことを知っている。 この本を書いた黒澤さんは、 とてもおもしろい経歴の持ち主で、 雲黒斎(う⚪︎⚪︎くさい(笑))という 別名でも本を書いておられます。 とても面白く、大好きなのですが、 今回のものは他の著書より、とても真面目。 2500年前に残された5000文字あまりの文章が、 世界の成り立ちを端的に表している。 いくつか読んだ老子の本の中では、 これが私にとって一番わかりやすいものでした。 もともと東洋の思想になじみの深い私ですが、 この老子を読んでいると、仏教も神道も、 ヒンズー教とも同じことを言っているし、 キリスト教の羽仁先生が著作集で 述べられていることにも、 共通する点がたくさんあって、 非常にすっと胸に入ってきます。 この本、装丁がとても美しく、 頁が180度開くようになっているので、 読みながら眠くなると胸の上に開いて昼寝をし、 起きて再び読み直し(笑)を 何度も繰り返すことができました。 久しぶりにとてもいい本を買いました。 この夏、何度も読見直そうと思います。
by tomozoushigaya
| 2017-08-03 06:17
| 教養・友の会
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