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『ラブ、安堵、ピース』

昨日は涼しい1日でした。

前日に家計簿のまとめをしたばかりだったので、

スーパーの特売日ではありましたが、

お買い物に行くのをぐっとこらえて、

(要するに、散財していたので反省をし(笑))

家にあるもので料理をしていました。



いくつかの仕事を少しずつ片付けながら、

途中ソファーで昼寝をしながら、

大好きな本を読んでいました。




昨年の秋からずっと欲しかった本。

図書館の蔵書を検索しても、

一向に見当たらないし、

何度も大きな書店で探したけれど、

在庫切れだったもの。

友の会の1学期が無事に終わったので、

先日ご褒美としてネットで注文しました。
『ラブ、安堵、ピース』_c0367444_17221062.jpg
『ラブ、安堵、ピース』東洋哲学の原点
超訳『老子道徳経』 黒澤一樹著
アウルズ・エージェンシー刊

(抜粋)
人間の視点から見れば、この世は「死生」という
残忍なスクラップ・アンド・ビルドが延々と
繰り返される世界のように見える。
でもね、そう見える「解釈の世界」の向こうにある、
「あるがままの世界」では、命は一度も絶えることなく、
脈々と生き続けているんだ。
「解釈の世界」に生きる人は、物事を分離して
捉えているからこそ、「人の内に命がある」と言う。
人に限らず、生物の個体それぞれに、個別の命が
宿っていると思っている。
「あるがままの世界」に生きる人は、
存在すべてのつながりを捉えているからこそ、
「命の内に人がある」ことを知っている。




この本を書いた黒澤さんは、

とてもおもしろい経歴の持ち主で、

雲黒斎(う⚪︎⚪︎くさい(笑))という

別名でも本を書いておられます。

とても面白く、大好きなのですが、

今回のものは他の著書より、とても真面目。




2500年前に残された5000文字あまりの文章が、

世界の成り立ちを端的に表している。

いくつか読んだ老子の本の中では、

これが私にとって一番わかりやすいものでした。

もともと東洋の思想になじみの深い私ですが、

この老子を読んでいると、仏教も神道も、

ヒンズー教とも同じことを言っているし、

キリスト教の羽仁先生が著作集で

述べられていることにも、

共通する点がたくさんあって、

非常にすっと胸に入ってきます。



この本、装丁がとても美しく、

頁が180度開くようになっているので、

読みながら眠くなると胸の上に開いて昼寝をし、

起きて再び読み直し(笑)を

何度も繰り返すことができました。
『ラブ、安堵、ピース』_c0367444_17222536.jpg
久しぶりにとてもいい本を買いました。

この夏、何度も読見直そうと思います。


by tomozoushigaya | 2017-08-03 06:17 | 教養・友の会 | Comments(0)
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