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初女さんのおにぎり

1995年に『地球交響曲』という映画を見て、

この方の存在を知ってから、

おむすびを握る時には、

いつもその人を思い浮かべています。




佐藤初女さん。

弘前に「森のイスキア」という施設を開き、

苦しみを抱えた人と、食事をともにし、

寄り添うという活動を続けている方。



古本屋さんで、見たことのない本を見つけ、

思わず購入してしまいました。

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左側が新しい本。初版は2011年でした。


初女さんのおむすびを食べて、

自殺を考えていた人が、思いとどまって、

人生をやり直した、と聞いたことがあります。

辰巳芳子さんとこの方を、

私は心の中で、料理の師と仰いでいます。




おむすびは日本人のソウルフードだと、

私は思っていて、

食事の支度をする元気のない時は、

おむすびを握り、豚汁と漬物のご飯だけで

よしとするようにしています。

でも、意識を集中しておむすびをにぎると、

それだけでも元気が出てきたりするから不思議。




うちは家族で海やキャンプに

出かける時はいつも、

おにぎりを10個くらい作っていき、

ぬか漬けと海苔を袋ごと持参するのが

おきまりのパターン。




今朝は朝食に、初女さんのおにぎりの握り方で

結んでみました。

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まあるく、ふわっと握って、

海苔で全体をおおい、

タオルでくるむのが、初女さん流。

私はいつも三角で、

食べる時にぱりぱりの海苔で

巻いて食べるやり方。

(余談ですが、まな板は毎朝、

やかんのお湯で消毒します)

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結びたてはやわらかいので、

子どもが食べるのに苦労していました。

でも、やっぱりおにぎりはおいしいな。




おおげさだけど、

私はおにぎりをたくさん握るほど、

自分は幸せになっていく気がするのです。




いつまでもいつまでも、

私も初女さんのように、

おにぎりを握り続けたいと思っています。

おにぎりはやっぱりすごい。

日本人のソウルフードだと思います。




by tomozoushigaya | 2015-12-12 06:59 | Comments(0)
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